江戸城の天守  歴史の会  

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歴史の会
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京都に行かれた事がある方は多いと思います。
中学生の時に修学旅行で初めて行った二条城、バスガイドさんの説明より隣の友達との話に集中していた僕は、お屋敷に連れて行かれ「お城はどこにあるの?」となってしまった事をよく覚えています。
お城と言うと大阪城のような建物があるのが、そのイメージですよね。
同じように、ずっと首都圏に住んでいながら、江戸城がどんな城だったのか、何かの文献で絵など見た事はあるのかもしれませんが、印象がありませんでした。
しかも、江戸城に天守があったのが50年で、無い状態が210年だったと言うのは、焼失した知識はあっても、この歳になるまで知りませんでした。

今も残る天守が作られなかった天守台

高校の担任の先生は日本史の先生でした。
還暦同窓会の席で先生から、歴史散歩と言う課外授業の提案がありました。
その第一回が、江戸城でした。
春に、皇居周辺と皇居東御苑を歩きました。
東御苑の開園は1968年、東京オリンピックの年ですね。
浜離宮は印象に残っていますけど、小学校の都内巡りでは訪れていないと思います。61歳になって初めて行った東御苑には、驚かされると共に、自分の無知を恥じました。
そして、先生は幾つになっても先生でした。

天守台が残っている事も知りませんでしたが、お城自体はもっと今の皇居に近い位置にあったのかと思っていました。

天守台の説明があります。江戸城は1607年、1623年、1638年と3度建てられ1657年に焼失、天守再建を目指して1659年に天守台を築きましたが、大きな天守閣で幕府の力を示さなくとも良い統治力を持った事と、焼失の元となった江戸の町の大火から復興にお金が掛かるからと言う理由から、天守は不要との結論が出て、以降天守は建てられず天守台だけが現存されているとの事です。

天守台から見える景色は、タイムマシン的感覚になります。まさか、天守以上の建物がこんなに並ぶとは、江戸時代の人達は思いもよらなかったでしょうね。

江戸城本丸御殿の地図があります。

天守台から見たこの辺りに大奥があったんですね。

現存する御影石の白い天守台は、幻の4番目の天守用のものだそうです。
3番目の天守台で使われた伊豆石は、汐見坂の上に積まれています。

今回は天守に関するところだけの紹介ですが、その他にも色々と散策ができます。こんな雑木林の中を歩くこともできます。

ちなみに、皇居東御苑の入り口では荷物チェックを受けます。皇宮警察の婦警さんにチェックを受けたのですが、「Thank you,so much!」 と言われてしまった、国籍不明の自分です。

上野でバーチャルな江戸城を見る

さて、皇居東御苑を後にして、上野に向かいます。
12月24日までと期日が迫っていますが、東京国立博物館の東洋館のトッパンミュージアムシアターでは、「江戸の天守」が上映されています。

あること自体が驚きですが、設計図面を元にVRで天守を再現した約35分の映画に、説明が付きます。最後に映像を撮影する事ができます。現在の東京に江戸城、再建されても良いという感じですね。

また、博物館の入り口にはARアプリで江戸城が撮影できます。

この江戸城に関する歴史探訪で、再来年に東京オリンピック・パラリンピックを控えていることもあり、僕自身、江戸への興味が湧いています。
年明けにはNHKで「家康、江戸を建てる」と言うドラマもあります。

この3連休しかありませんが、皇居と上野の江戸城めぐり、如何でしょうか?

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