2017年夏の締め括りは桑田佳祐の「がらくた」

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先日、ブレッド&バターの岩沢幸矢さんのニューアルバムの紹介記事を書きました。

ブレッド&バターと言えば、70年代半ばに、ユーミンや南佳孝さんらが週末に集まりセッションしていたと言う茅ヶ崎のカフェブレッド&バターの伝説が思い出されます。

僕の叔母が茅ヶ崎に住んでいたので、子供の頃から茅ヶ崎は知っていました。
記憶にあるのは車一台通れるかどうかの細い道が多く、その道の表面が砂場の砂っぽいのと、コンクリートで固めた中に石が埋め込んである土台で盛られた土地の上に家が建っていて、それが並んでいる事です。
60年代、たまに行く叔母の家の周りはのどかな田舎の町でした。

そんな中に、そのようなカフェが出来るとは思いもよらぬことですが、思い出してみれば、最初のサーフィンブームは60年代後半だったかもしれません。
その頃はサーフィンではなく「波乗り」でしたけどね。

カフェブレッド&バターには、そんなサーファー達も訪れていたそうです。
その後、ポパイとかが作り出すアメリカ西海岸の文化が、そこにあったのですね。
もちろん、加山雄三親子の展開していたパシフィックホテルが、そのシンボルだったのでしょう。

僕の70年代は中高大の学生時代。
カフェブレッド&バターの世界は、ちょっと足を踏み入れにくい、憧れの大人の世界だったのだと思います。

それを茅ヶ崎で実際に感じていた少年が桑田佳祐だったと言う話を聞いたことがあります。
敷居が高くて入れなかったカフェブレッド&バター。
なので、逆にサザンオールスターズは大衆的にやったのではと言う事でした。

岩沢幸矢さんのアルバム発売から約1か月、今度は桑田佳祐のニューアルバム「がらくた」がリリースされました。
桑田佳祐もソロ活動30周年の節目の年なのだそうです。
6年ぶりのニューアルバムと言う事は、25周年は何もなかったんですね。

全15曲中7曲がこれまでのタイアップ曲のアルバムバージョンで、今のNHK連続テレビ小説の主題歌を含めると8曲は、どこかで聞いたことのある曲、それに7曲の新曲と言う構成は、30周年に相応しくもありますね。

アルバムタイトルの『がらくた』とは、
「“がらくた”は、ありとあらゆる要素が無作為に交錯する現代社会の見立てであり、そんな無意味に積み上げられた“がらくた”の中にこそ、
ものごとの本質や素晴らしさが宿っている」といったイメージだが、逆説めいたこのタイトルの本当の意味は、作品を聴いてお確かめください!
とあります。

まだ聴き込んでいないので、「がらくた」の本当の意味はわかっていませんし、夏も湘南も感じる曲構成でもないのですが、角松敏生「SEA IS A LADY 2017」、山下達郎「COME ALONG 3」、岩沢幸矢「マストの日時計」と並んだこの夏の最後に相応しい、桑田圭祐の「がらくた」でした。

そして、夏の最終日、8月31日の夜、ここは「本田圭佑」に期待したいと思っています。

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