今週の行け麺 十割舞そば 忠庵 (東川口)

スポンサーリンク
今週の行け麺!
この記事は約3分で読めます。
Pocket


「灯台もと暗し」という言葉がある。

この灯台が岬の灯台でない事を最近知った。
日本初の灯台とされる観音崎灯台が出来たのが、1868(明治元)年である。
しかし、江戸時代に井原西鶴が著した『世間胸算用』に、「灯台もと暗し」ということわざが使われていると言う。

そもそもの「灯台もと暗し」の灯台は、家庭で使っていた燭台の事なのだそうだ。
当時の燭台は現代の仏壇にあるものと、そうは違わないと思う。
確かにあのお皿の下は暗い。

どちらにしても、身近なものはかえってわかりにくいという意味では、同じことだ。

我が家から電車でひと駅は、オフィスの25駅から見れば、十分灯台もとと言えるだろう。
東川口「十割舞そば 忠庵」は、灯台もと暗しの中で見つけた。


石臼で挽いたそば粉で打った十割そば。
この手に多いのは、美味しいけど蕎麦が上品に盛られている事だ。
もりそばが850円と言う値段に、その恐れが深まる。


しかし意外だったは「十割舞そば おかわり無料!!」の文字。
食べ放題なのだ。

激盛りの蕎麦屋は幾つか知っている。
堀留町の「堀留屋」の特大は800g、芝公園の「ざるそば屋」の大盛りは1kg。
しかし、ここは食べられればそれらを凌駕できる。
なんとも太っ腹。

本来なら単品を注文してコストパフォーマンスを追求するところだが、旨そうなかき揚げの写真が目に入ってしまい、かき揚げ十割舞そばセット1190円を選択。

合わせて、『馬刺しのユッケ」と「だし巻き玉子」を注文した。


最初に出されたのは「馬刺しのユッケ」、定番でメニューに載ってるだけに安定した入荷があるものと思われ、臭みも無くあっさりした中に甘みのある馬刺しを食べられる。


次に「だし巻き玉子」が運ばれる。
蕎麦屋のだし巻きらしさが溢れる美味しさだ。


そして、かき揚げ十割舞そばセットが運ばれる。
蕎麦つゆとは別に天つゆがあるのが嬉しい。
もり蕎麦の蕎麦つゆに油が混じらずに食べられる。


サクサクのかき揚げはこの厚さ。


プリプリの大きな海老が入っている。


十割蕎麦はやや細めの機械切りの様だが、つゆに付けずに食べても蕎麦の味を楽しめる。
咀嚼するうちに蕎麦の香りが広がる。
自由が丘「山久」さんの「梅塩」で食べてみたい。
やや甘めに感じるつゆとのバランスも良い。
食べ放題だからと言う妥協は一切感じない、本格的な十割蕎麦だ。

蕎麦のお代わりを一杯頼んだ。


ジャズの流れるモダンな雰囲気の店内。


単純に蕎麦を楽しむも良し、地元川越を含む銘酒と楽しむも良し。
灯台もとに見つけた美味い蕎麦屋、重宝しそうだ。

十割舞そば 忠庵

埼玉県川口市東川口1-5-17 中村ビル1F
048-294-9733
水~土曜:11:00~14:30(L.O)
17:30~20:30(L.O)
日曜  :11:00~15:00(L.O)
17:00~20:00(L.O)
定休日:毎週月・火曜日

コメント

タイトルとURLをコピーしました