今週の行け麺! 田中そば店  末広町

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今週の行け麺!
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時々、無性に食べたくなるラーメンの一つに喜多方ラーメンがある。

多分、ご当地ラーメンが首都圏に入ってきたのは札幌ラーメンが最初だと思う。しかし、味噌ラーメン・塩ラーメンの様に一般的な中華店のメニューとして浸透してしまった札幌ラーメンは別格だが、その他のご当地ラーメンはチェーン店・フランチャイズの形で残っているものもあれば、消えてしまったものもある。

博多ラーメンは多くの専門店やチェーン店がある。
青森ラーメンはその名を名乗らなくとも、煮干し系スープとして違った浸透を見せている。
そして一時期、一世を風靡したと言っても過言でないご当地ラーメンに、喜多方ラーメンがある。
異論のある方も多いとは思うが、札幌・博多・喜多方が日本の三大ラーメンで、特に喜多方は人口比ラーメン屋存在率が全国1位なのだそうだ。

僕と喜多方ラーメンとの出会いは、新橋ガード下の「蔵」だ。あっさりしたしょうゆ味のスープに、平打ちの縮れ麺、なんと言っても普通でも4枚、叉焼麺になるとこれでもかと言う程乗せられた叉焼が印象的だった。最近は「坂内」や「小法師」と言うチェーン店が所々に残っている。新橋の「蔵」も「坂内」に変わって、今は姿を消した。その衰勢を数字的に掴んでいる訳ではないが、喜多方ラーメンの店は明らかに少なくなっていると思う。そして、「坂内」も「小法師」も、「麺食」と言う会社が展開するチェーン店で、「蔵」が始まりだと言う事を最近知った。


遅れて末広町に登場した喜多方ラーメン「田中そば店」

喜多方ラーメン店が減りゆく中、秋葉原のジャンク街の外れ、末広町の駅の近くに「田中そば店」と言う喜多方ラーメンの店がオープンしたと知った。
2012年3月のオープンなので、もう6年近くになる。
田中商店と言う博多ラーメン店、つし馬と言う津軽ラーメン、そして田中そば店の喜多方ラーメンと、オーナー田中さんはご当地ラーメンを展開している。つし馬は青森の母親の旧姓だそうだ。
「坂内」系のチェーン店的な店とは雰囲気の違う「田中そば店」に、喜多方が食べたいなと思うと末広町に足が向く。

メニューは喜多方の定番、中華そば・ねぎそば・肉そば、そして山形で食して気に入って再現したと言う山形辛味噌らーめんがある。あとは味玉にご飯系が幾つかそしてビールとシンプル。
普通なら韓国産明太ごはんは気になってしまうところだが、ここではあくまでも喜多方だ。

テーブルには特製唐華と言うオリジナルブレンドの唐辛子が置いてある。喜多方に七味唐辛子が合うと言う説もあるが、自分はあくまでも胡椒で行きたい。できればラーメンには白コショウなのだが、ここは粗挽き黒胡椒である。

出された丼の中には透き通ったスープに平太麺、メンマ並べられた叉焼、追加した味玉に刻み葱。
この一杯には気品さえ感じる。

喜多方は酒造りも有名な水の美味しいところ、そう思うと澄んだスープも美味しく感じてしまう。

細切りでよく煮込んだメンマがアクセントになる。

スープを携えた縮れ平打ち太麺を咀嚼する至福の時。

そしてボリュームのある叉焼が3枚。

無性に喜多方を食べたくなった衝動を癒してもらい、まだまだ昔の賑わいが残るアキバのジャンクパーツ街に歩を進めた。

田中そば店 秋葉原店
東京都千代田区外神田3-8-3 第1針谷ビル 1F
03-3256-3556
11:00~21:00
年中無休

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