僕は幼稚園の年長から高校卒業までを中目黒で過ごしました。
と言うと、今では「お洒落!」と言われます。
しかし、自分が暮らしていた時代はオシャレとはまるで縁のない街でした。
子供の頃は、桜に興味がなかったのかもしれませんが、目黒川が桜の名所と言うのも記憶とあまり結びつかない話です。今ではきれいな水になっているそうですが、昔は泡立つドブ川でした。
そして、お洒落な街なると共に、中目黒は中目黒ではない方向に拡がって行ってます。
住所で言う中目黒は、中目黒駅から渋谷に向かって右側に広くありますが、そちら側のお洒落エリアは良いところ駒沢通りまでです。
逆に左側は山手通りを軸にどんどんと伸びています。
中目黒と聞いて行くと、そこは僕の小学校ベースの認知では東山だったり菅刈だったりします。
菅刈辺りまで来ると、駅的には池尻大橋の方が近いのではと思うほどです。
そんな中目黒の菅刈エリアにスターバックスの聖地ができたと聞き、早速G散歩で行って来たので紹介します。
世界で5つ目のスターバックスの焙煎所併設の店舗
2月28日にオープンした「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」は、中目黒から山手通りを大橋に向かって10分くらい歩き、ドン・キホーテの先を右に曲がったところにあります。山手通り側からは、ビルの横側と「STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO」のロゴが見えます。
ランダムには入場できず、整理券が必要です。
山手通りから来た場合は、川沿いを少し戻る感じの所に整理券発行の施設があります。
中目黒から歩いてくるのに、川沿いを歩いてくるのも良いかもしれません。
ここでチケットを受け取ります。
チケットには入場番号とQRコードがあります。これを読み取ると、あと何組かを知らせてくれます。入場が近づくとメールやLINEで知らせてくれます。
この時に行ったのは14時38分、待ち時間は2時間半くらいでした。
LINEに通知が来てエントランスに行くと、少し並んで入場です。
この建物、「和の大家」と呼ばれる建築家の隈研吾氏とスターバックスのコラボで設計されています。隈研吾氏とスタバのコラボは太宰府天満宮表参道店があります。
コーヒーの焙煎が観れる「ロースタリー東京」
中に入ると中央の銅板でできた大きなキャスクが目に入ります。この銅板は建設に携わった方すべてが打ち込んだ、槌目仕上げされているそうです。(写真は2Fから入口方面を撮影)
4Fまで届く17mの高さがあるそうで、銅板の桜で飾られています。
キャスクの横にはコーヒー豆を焙煎する「メインロースター」があり、作業を見学することができます。正にここが「ロースタリー東京」の心臓部。巨大なロースターは蒸気機関車のようですね。
天井の配管を通じて生豆がロースターに送り込まれます。
焙煎時間は約12分、中の豆の様子を見たり、コンピュータによる作業操作で焙煎しています。
焙煎の具合に合わせて、豆を取り出して豆の状態や香りを紹介してくれます。
前面のハッチを開き、焙煎が済んだ豆を冷却します。
最後に冷却中の豆を加えて、6段階の焙煎経過の豆を見せてくれます。
焙煎したての豆を一粒くれますので、そのまま口にしました。 まだ暖かいコーヒー豆、初めての経験でしたが美味しいです。
1階はカフェ&ベーカリーの「スターバックス リザーブ® 」
IFの「スターバックス リザーブ® 」は「メインロースター」を囲むように、飲み物を楽しめる「メインバー」、焼きたての様々なパンを提供する「プリンチ®ベーカリー 」、お土産ショップの「リテールエリア」、そしてコーヒー豆を買える「コーヒースクーピングバー」があります。
「スターバックス リザーブ® 」自体が初めての訪問だったので、「メインバー」ではカフェラテにコールドブリューと一般的な飲み物と、ブリオッシュカスタードとピスタチオのロールをいただきました。
サイフォンやドリップのメニューもあります。
「プリンチ®ベーカリー 」は日本初となるイタリアの本格ベーカリーで焼きたてのパン類が販売されています。美味しそうなパンがたくさん並んでいます。
ベーカリーエリアにカメラを向けると、中の二人がすかさずポーズを取ってくれました。
「リテールエリア」では「ロースタリー東京」のオリジナル商品が多数展示販売されています。
けん玉にスケートボードもあります。
2階は紅茶の「ティバーナ™ 」
2Fは紅茶系の「ティバーナ™ 」。階段上のティーカップウォールが出迎えてくれます。
紅茶を販売する「ティースクープバー」では、様々なブレンド紅茶の香りを楽しむことができます。
「ティバーナ™バー 」では、紅茶を楽しむことができます。
紅茶用の「リテールエリア」もあります。
この壁は和紙で、天井は折り紙をイメージしているそうです。
3階はカクテルバー・4階はラウンジ そしてテラス
3Fは「アリビアーモ™ バー」。日本初上陸のスターバックスのカクテルバーです。
この壁面にはコーヒーのラベルが貼られています。
今回は注文はしませんでしたが、「中目黒 エスプレッソ マティーニ」と言うコーヒーモチーフのカクテルもあるそうです。
そして何よりは、この「テラス」。桜の時期は特等席ですね。
今回は上がりませんでしたが、4Fは「AMUインスピレーションラウンジ」。 4月以降からイベントが行われるそうです、興味が湧きますね。 また、スペシャルティコーヒー協会(SCA)公認予定のコーヒーの専門的なトレーニング施設としても活用されるとのことで、ここでバリスタへの道も開けるのかもしれません。そして、4Fにも「テラス」があります。
日本のスターバックスの旗艦店ベースに楽しむG散歩
「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」は正に日本のスターバックスの旗艦店ですね。僕が食べた煎りたての豆は、この後「TOKYO ロースト」ととして、全国で発売されるそうです。これも楽しみですね。
最後に「コーヒースクーピングバー」でお土産にコーヒー豆を買って帰りました。
水出しにお勧めとの事で「ウイスキーバレルエイジド」と、ホット用にお勧めの「グラビタスブレンド」どちらもロースタリーだけでの販売です。「ウイスキーバレルエイジド」は、香りが強いため店頭には置かれてませんので、試されたい方はスタッフに尋ねれば出してきてくれます。
ここから、大橋ジャンクションにある公園に寄って池尻大橋に行くとか、西郷山公園へ登って代官山に出るとか、駅の方に戻って伊勢脇商店街(中目黒銀座)を歩くとか、この後のG散歩コースは色々と取れます。
昔住んでいた者には、とても中目黒とは思えないエリアですが、「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」ベースのG散歩、楽しかったです。