暑さ寒さも彼岸までと言いますが、今年もその通りでしたね。
台風の影響もあるのでしょうが、連休前から一気に秋らしくなってきました。
涼しくなってきたので、いよいよ、スズキハスラー での車中泊の実行です。
コース検討から実施までをレポートします。
初回のコース検討のポイント
コース検討のポイントは3つでした。
・近場であること
・温泉に入りたい
・絶メシを食べる。
近場と言うのは、初めてなので、還暦を超えた今、どれくらい疲労するのかが不安でした。
「絶メシロード」の主人公は、まだまだお若いです。
2番目の温泉というキーワードを合わせたら、同じ埼玉県の秩父に温泉のある道の駅が2カ所ありました。
しかし、出入り自由の道の駅で車中泊するのは、全くの初めてとしては不安もあります。
そこで、高速のサービスエリアを利用することにしました。
高速のサービスエリアであれば、それなりのセキュリティもあるでしょうし、施設もしっかりしています。
さらに、大型車との区分けもしっかりしているので、軽自動車でも安心かなと思いました。
我が家から秩父方面に行く中で中間値にある、「高坂パーキングエリア」を車中泊地としました。
温泉は、私は朝シャン派なので、朝、お風呂に入りたいと思ったからです。
朝風呂は銭湯や健康ランドでもあるでしょうが、できれば温泉の方がいいですよね。
前記の通り、道の駅の温泉を発見しました。
駐車中の安全性と営業開始が10時と言うこともあり、目的地の一つとしました。
温泉は、「道の駅・両神温泉薬師の湯」にしました。
最後に「絶メシ」です。
秩父の名物に「わらじカツ丼」があることを知りました。
調べていくと「安田屋」が発祥の店で、「道の駅・両神温泉薬師の湯」と同じ小鹿野町にあります。
しかし、「安田屋」は味噌漬けの店舗展開もされていて、「絶メシ」の気配が薄く感じます。
とりあえず、メニューは「わらじカツ丼」にすることにし、ドラマ同様に現地で探すことにしました。
まずはサービスエリアで車中泊
深夜0時頃に家を出ました。
朝10時までに「道の駅・両神温泉薬師の湯」に行くとしても、朝の8時過ぎに出れば十分の距離です。
しかし、今回の目的は、車中泊です。
浦和インターから高坂サービスエリアに向かいます。
到着は午前1時前でした。
トイレや売店などの建物のあるメイン駐車場の横に、いかにも車中泊エリアという感じのところがあり、そこに車を停めました。
既に窓を覆った先輩方が駐車していました。
先輩を習って、カーシェードを取り付けます。
流石に夜の車内は暗くなります。
マットを敷きます。
前面はセリアで買った100円のシェードです。
シュラフ(寝袋)を広げて、就寝準備終了です。
ランタンを灯します。
ベッド用のテーブルを置いて、配信の始まった半沢直樹を鑑賞です。
独りの夜、何を考えるのかと想いましたが、寝落ちしました。
5時頃、トイレに起きた時はこんな感じでした。
まだまだ、間を開けて、車中泊仲間と言う感じです。
7時に再び起きると、一気に普通のサービスエリアの風景になっていました。
この時点で、お仲間の姿はありません。
確かにカーシェードの状態は怪しいです。
行動開始は早い目の方が良さそうですね。
サービスエリアで野立てのモーニングコーヒー
さて、目覚めのコーヒーは引き立ての味わいと行きたいですね。
アルポットを中心に、コーヒーミルに折りたたみ式のコーヒーフィルターなど、野立てコーヒーセットの登場です。
アルポットは、アルコールランプ型の安全な湯沸かし器です。
ポットに水を注ぎます。
本体を外して、アルコールランプ部に火をつけます。
横の穴から確認できますが、ポットを外して上から見ると、火がついているのがわかります。
本体を合わせて湯沸かしです。
数分でお湯が沸きます
ふたをして火を消すのは、アルコールランプそのものですね。
このアルポット、風に強く、また外気が0度でも使用できるところが特徴です。
湯沸かしだけでなく、インスタントラーメンや炊飯もできます。
燃料はアルコールですから、ススが出ない事も理科の実験でご存知のところと思います。
燃料は、薬局やドラッグストアで調達できます。
野外だけでなく、災害用に一台あると安心できると思います。
コンパクトなコーヒーミルでコーヒー豆を弾きます。
折り畳み式のコーヒードリッパーをセットし、ポットからお湯を注ぎます。
コーヒーの出来上がり。
ちょっとお湯入れに失敗があり、粉も落ちてしまいワイルドなコーヒーになりました。
でも、野立てのコーヒーを野外で飲むのは美味しい。
メスティンでの炊飯もできそうでしたが、こちらはアルポットと比較して裸火になるので、おにぎりとお約束のかまぼこを朝食としました。
良かった!「道の駅・両神温泉薬師の湯」
「道の駅・両神温泉薬師の湯」の営業開始は10時です。
徹営をして、「道の駅」に向かってスタートしました。
秩父の山の中の道を走るのは気持ちがいいですね。
小一時間で「道の駅・両神温泉薬師の湯」に到着しました。
ここには「両神農林産物直売所」と「地域資源活用センター」に「両神温泉薬師の湯」があります。
「両神温泉薬師の湯」はアルカリ性の冷鉱泉で、神経痛やアトピーなどに効能があるそうです。
入浴料は中学生以上が600円、露天風呂はありませんが、大窓の展望風呂になっていて、緑を眺めながら入ることができます。
新型コロナによる利用制限もありますが、無料の休憩所もあります。
隣の「両神農林産物直売所」は見るだけでも楽しいものが並んでいます。
小鹿野町の「昭和」は見たとおりの「絶メシ」だった
ゆっくりとお風呂に入り、売店を眺め少し休憩すると、時間も12時近くなり、おなかも空いてきました。
「道の駅」を後にして、車で10分くらいの所にある小鹿野町の「安田屋」周辺に向かいます。
県道209号は旧街道なのでしょうか、所々に古い家並みが見えます。
そんな中に、その名も「昭和」と言う緑の看板を見つけてしまいました。
わらじカツ丼ののぼりも立っています。
のれんをくぐると、店の中も昭和です。
至る所のお客さんの感想と応援が張られています。
切り盛りしているのは先輩老夫婦。
「絶メシ」と思われます。
夏のスタミナわらじ丼を注文します。
丼の端からはみ出るカツ、絵になります。
ふたを取ると、なんと黄瓜の鼻緒に思わずほほ笑んでしまいます。
メニューの中に「かたっぽ」と言うのもあって、それは一枚だけではないかと思われます。
やわらかい内もも肉を使ったカツは、甘辛醤油系のタレにつけられていて、肉の味が生かされた独特のカツ丼になっています。
そして、このおしんこ。
タレカツの口直しに、並べ方とおりのおいしさです。
味噌タレ・ソースタレといろいろありますが、このタレは玉子のカツ丼のタレに似たところもあり、なじめる味でした。
昭和ジュニアジャンル:食堂・定食
住所:〒368-0105 埼玉県秩父郡小鹿野町小鹿野1841(地図)
周辺のお店のネット予約:
・utageのコース一覧
・すしやの家族のコース一覧
・WATAGEのコース一覧
周辺のお店:
情報掲載日:2020年9月27日
初めての車中泊を終えて
同じ県内の車中泊でしたが、十分な旅行感がありました。
日帰りではなく、車中泊を足したことで、近場でも行く気になることができたとも思います。
逆に、それだけに、夜遅くの出発になったことは失敗でした。
帰りの車中で睡魔に襲われ、圏央道のサービスエリアで仮眠を取ることになってしまいました。
車中泊は車を運転しなくては移動できないので、日常に合わせた行動計画が必要だと実感しました。
あとは自炊をどうするかが課題です。
厳密に言えば、サービスエリアでのアルポット使用は良くないのでしょう。
自炊できる車中泊用駐車場の検討をしても良いかもしれません。
あるいは、自炊はソロキャンプ時でしょうか?
次回は県外まで、もう少し遠出をしてみたいですね。
今回使用したグッズはこちらから
※スズキハスラー 用カーシェードは2020年9月27日現在売り切れです。