楽しかった代表ウイークも終わり、今週末からJ1リーグが帰ってきます。
6月1日現在の1試合当たり勝ち点順位表で、立ち位置を確認しておきましょう。
この1試合当たり勝ち点、Jリーグも発表するようになりましたね。一応、さきがけてたってことでw
首位は川崎、磐石さは変わらず、未だ年間勝ち点100ペースを保っています。
獲得勝ち点では2位にいる名古屋ですが、1試合当たりでは名古屋より4試合少ない横浜FMが2位になります。
横浜FMは、年間勝ち点では81のペース。
名古屋は70なので、獲得勝ち点では名古屋が3リードしていますが、率で見ると意外な差がついています。
横浜FMは川崎より5試合少なく、その試合を全勝すれば、現在21ある勝ち点差は6まで縮まります。
最終戦は両者の対戦ですので、優勝をかけた一戦になる可能性もあります。
そこに降り掛かったのが、ポステゴグルー監督の移籍です。
この時期、選手の欧州移籍は良くありますが、上位を走る監督が交代すると言うのは、前代未聞の出来事です。
果たして、これを乗り切れるか、優勝の興味を失わない為にも、横浜FMには頑張って貰いたいですね。
ただ、Jリーグの監督が、欧州に進出していくと言うのは喜ばしい事だと思います。
シーズン制の検討も必要ですね。
次に、ACL出場圏の3位争いですが、名古屋が少し落ちてきて、混戦になりそうです。
鳥栖は名古屋より2試合少なく、勝ち点差は4ですので、2勝したら名古屋を抜きます。
そして、神戸と浦和は3試合少なく勝ち点差は9、3勝したら並びます。
同じ様に見ると、福岡の勝ち点差は2、鹿島は1と、かなり近づけます。
5月単月で見ると、福岡と鹿島は1試合あたり勝ち点で2を超えていて、浦和も1.83と伸ばしていますが、なんと名古屋は1.14と勢いが落ちています。
もちろん、少ない試合を全勝するのは今の勝ち点率を上回る事ですから容易ではありませんが、ACL争いは面白くなってきました。
そして、いよいよ、この試合差を産んでいたアジアチャンピオンズリーグが開幕します。
試合はますます変則になりますが、ACLに出る川崎・G大阪・名古屋・C大阪はしばらく試合がありません。
しかも、オーストラリア勢のACL棄権により、C大阪は予選リーグ参加が決定。
川崎は日中韓のグループで苦戦も予想されますが、G大阪・名古屋・C大阪の2位は堅いのではと思われます。
2位での進出は5クラブ中3クラブとなりますが、決勝トーナメント進出する日本勢は多くなるのではと予想されますし、そうなって貰いたいとも願います。
予選リーグはセントラル開催のため、川崎とG大阪は9時間以上のフライトが必要なウズベキスタン、名古屋とC大阪は真夏のタイと、どちらも厳しい環境での試合となります。
決勝トーナメントを含めてコンディションの維持が出来るかどうかが、その後のJリーグに影響しそうです。
そしてそのG大阪が巻き込まれている降格争いに目を向けてみましょう。
降格圏の4クラブは、獲得勝ち点も試合当たり勝ち点も同じ順位です。
この中で、抜け出してきそうなのがまず仙台。
5月は3勝2分け2敗の好成績で、単月8位の1.57と上昇中です。
仙台ほどではありませんが、大分も2勝1分け3敗で1.17と、降格圏と思われる試合当たり勝ち点1を超えています。
現在18位の仙台、19位の大分は降格圏を脱出して来るかもしれません。
17位の柏は1分5敗と5月は無勝利で最下位でした。
加入した新外国人が中断期間にどれだけフィットしたかが問われそうです。
そして、横浜FC・清水・徳島が、5月は試合当たり勝ち点で1を割っていて、厳しい状況です。
湘南とG大阪の5月単月は1ですが、通算でも1近辺です。
今のところはこの6クラブでの争いかなと思います。
ここで黄色信号が灯り出したのがC大阪です。
大久保選手のゴールで走った序盤でしたが、5月単月は3分3敗で19位です。
まさかとは思いますが、ACLへの参戦もありますので、このペースが続いたら危険です。
代表ウイークの中断期間でチーム力を整えて来たJ1の戦い、そしてACLの戦いと、東京五輪までは戦いは二つに分かれます。
そして、再度の中断を経て、ファイナルに向けた戦いが始まります。
積み上げた勝ち点と1試合当たり勝ち点率とを見比べながら、これからの展開を思い浮かべるのも楽しいですね。
今年からACLはDAZNで全試合が見れます。
すっかり配信に慣れてしまってますから、嬉しいですね。
ハイライトもあるでしょうから、余計です。
自分のクラブが出ていなくとも、Jリーグ勢を応援したくなりますね。