こんにちは!
アクティブなシニアライフを一緒に楽しむ情報提供をしているタクです。
みなさんは、スマートウォッチ、使われていますか?
僕は、Apple Watchを登場時から使っています。
最初は、メールの着信や予定時時刻の通知などが便利でしたが、このところはさまざまな健康状態を監視してくれているところに、良さを感じています。
できることから購入まで、Apple Watchの今を紹介します。
なぜApple Watchはうまれたのか?
Appleのスマートウォッチ「Apple Watch」をリリースしたのは、2015年の4月でした。
もう6年が経つのですね。
Appleを牽引してきたカリスマ「スティーブ・ジョブスCEO」が、2011年10月に亡くなった後、ティム・クックCEOの元、初めての新しい分野での製品となりました。
「時計」は新しい分野でしたが、時計らしきものはジョブス氏が亡くなるのと同じ時期に発表されました。
音楽プレーヤー「iPod nano」の第6世代は、正方形のタッチディスプレイが本体の大きさという、今のApple Watchっぽい形をしていました。
「iPod nano」第6世代には時計表示の機能もあり、「iPod nano」用の時計バンドが発売され、時計として使う人も現れました。それは、単に時計表示だけではなく歩数計機能も搭載されていて、MacやPCの「iTunes」に歩数データを送ることで「Nike+」との連携が取れました。
開発はジョブズ氏の生前に行われていたはずなので、このiPodの時計化を承認していたことと思います。
そして、「Apple Watch」の誕生には、ジョブス氏の亡くなったことが背景にあります。
ジョブス氏の体験による健康データの搭載
ジョブス氏の直接の死因は膵臓がんでした。
それを知るのは2003年ですから、亡くなるまで約8年間を病と共に生きられたわけです。
その中で、医療の現状を知り、患者と医師の間での医療データの共有や、医療機関間のデータの共有の必要性を強く感じたそうです。
「iPod nano」に搭載したフィットネス系のデータだけではなく、健康に関するデータを監視・追跡する機能の必要性が認識されました。
ジョブズ氏が亡くなるタイミングでフィットネストラッキング機能が付いた、身に付けられる「iPod nano」をリリースしましたが、その時には既に健康に配慮した装置の開発を進めていたはずです。
その為には常に身につけている必要があり、そうした装置は「時計」だったと言うことかもしれませんね。
今どんなことができる?
「Apple Watch」の機能は大きつ3つに分かれます。
iPhoneと連携した情報系、フィットネス系、そして健康データ系です。
一つ一つ説明しましょう。
情報系機能
まずは情報系です。
当然ですが時間情報です。
文字盤を選択することによって、世界時計を共に表示することができます。
僕は従兄弟の暮らすサンディエゴの時間を表示してますが、ハワイの好きな方はホノルルの時間を、サッカーはヨーロッパだと言う方はロンドンやマドリードの時間を共に表示させておくのも良いかもしれません。
もちろん、複数の表示もできますし、サマータイムも勝手に対応してくれます。
iPhoneとの連携で、メールやLINEなどの到着通知も知ることができます。
僕はほとんどやりませんが、返信もできます。
最初の発表の時は、スーパージェッターのように時計で電話する機能が紹介され話題になりました。
誰もが憧れた電話の手段ですが、試してみると、相手の声は周りに聞こえてしまいますし、何より手が疲れますw
モバイルSuicaとしても使えますが、左手に時計が慣れているので、手をクロスして右側にかざすのがスマートに出来ず、僕は止めました。
天気や気温も表示できます。
このように、iPhoneで見れば分かることですが、取り出さずに時計を見るだけで確認できるのは、ありがたいです。
フィットネス系機能
次はフィットネス系です。
常に1日の動きを追跡してくれています。それらは、アクティビティとして表示してくれます。
カロリー消費を見るムーブ、継続的な運動を見るエクササイズ、そしてどれだけ立ち上がったかを見るスタンド、それぞれに目標を立てて達成率がリングで表示されます。
自動の追跡だけでなく、ワークアウトとして記録していく事もできます。
ウォーキングやランニング・サイクリングは元より、ヨガやティラピス・ダンスなども記録できます。
Apple Watch Series7は50mの耐水性能がありますので、スイミングも記録できます。
もちろん、歩数も測っていますし、階段を登った階数も記録しています。
体を動かすモチベーションを与えてくれます。
シニアに大切な健康系見守り機能
そして、シニア年代に大切なのは、健康系の見守り機能です。
まずは心臓系です。心拍を監視して不規則なリズムがあると異常を教えてくれます。
実際、この警告で命を救われたと言うニュースは数多く伝えられています。
さらにSeries7では、第I誘導心電図に類似した心電図を作成する事もでき、心房細動など不規則な動きがないか調べられます。
また、不意の転倒も検知してくれます。
この時に、緊急通報サービスが立ち上がり、自分で止めない場合は自動に電話をかけてくれます。
実際、この通知でも命を救われた人がいますし、僕がテニスをしている時に転んだ時、作動してくれました。(もちろん、自分で止めました)
Series7では、血中酸素レベルの測定もできます。
新型コロナの病状判断の目安として、血中酸素レベルが採用され、パルスオキシメーターが品薄状態が続いていますが、最新のApple Watchなら計測できるだけでなく、継続して測定する設定もできます。
感染症関連では、20秒間の手洗いを促す機能もあります。
睡眠を記録したり、呼吸では1分間のマインドフルネスをサポートしてくれたりもします。
最後に、健康には関係ありませんがシニアにありがたい機能が、Apple WatchからiPhoneのベルを鳴らすことができます。
iPhoneどこに置いたっけ?と言うときに、この機能、あってよかったと思いますよ。
これからなにができるようになるのか?
Apple Watchは、時計と言うよりも時計の形態をした健康監視機器を目指しているはずです。
となれば、今後さらなる健康見守りの領域を広げて行くことでしょう。
血糖値・血圧の測定
その一つに血糖値測定機能があります。
個人で血糖値測定する機器はありますが、針を刺しますので抵抗もあります。
Appleは、皮膚を通した赤外線照射から血液信号を読み取るセンサーを開発していて、数々の特許も出願しています。
血糖値だけでなく、血圧や血中アルコール濃度も読み取れるようです。
血糖値と血圧の把握は、嬉しいですね。
これらは、早ければ2022年に新製品に搭載されると噂されています。
更なる血液信号からの予兆の発見
血液信号を読み取るとなると、ゆくゆくは血液検査の簡易版のようになるのかもしれませんね。
血液検査でわかる様々な病気を、予兆出来るようになっていくのでしょう。
医師にはその推移を伝える事もでき、より適切な治療に結び付く、と言う事も目指しているのだと思います。
肝臓や腎臓も見守り対象になります。
そして、Appleは腫瘍マーカーをも取り込んで、癌の予兆を目指していると、僕は勝手に確信しています。
ティム・クックCEOは、ジョブズ氏の癌をもっと早期に予兆できたら、今でも一緒に仕事ができていると絶対に悔やんでいるはずです。
クック氏のCEO退任には色々と噂がありますが、憶測をまとめると、あと5年は続けるのではと思います。
Apple Watchが癌を予兆するのは、その5年の内かもしれません。
進化の壁となる許認可
様々な進化が噂されるApple Watchですが、その機能を使えるかは認可に関係してくる場合があります。
心電図機能は2018年12月に利用できるようになっていましたが、日本国内で使えるようになったのは2021年の1月でした。
血糖値測定がどうなるかはわかりませんが、Appleのリリース時より日本が使える時が遅れる可能性はあると思います。
家族による見守り機能
2020年9月にAppleはApple Watchのファミリー共有設定機能をリリースしました。
iPhoneを持たない家族も、ファミリー共有設定で Apple Watchを単体で使えるようになる機能です。
設定により、ヘルスケアや心拍関連の情報が共有できます。
これは、アクティブシニア年代より更に上の方、あるいは、シニア年代の親の方の遠隔見守りとしての活用も期待されますね。
しかし、現在、ファミリー共有設定のできる回線はauだけとなります。
また、同期も反映が遅れることがあったり、位置情報の確認はできません。
これらのシニア見守りの必要機能の需実と回線の多様化は、これから望まれる機能です。
これらを補完したサブスクリプションサービスとして、Hachiというサービスがあります。
見守られる側はPhoneとApple Watchが必要となりますが、キャリアの限定はなく、Apple WatchはGPS + Cellularモデルが推奨ですが、GPSモデルでも利用可能です。
月々858円が掛かりますが、見守りは10分ごとに心拍数・心拍変動・歩数・位置情報のデータに合わせて、Apple Watch の電池残量も確認できるので、電池切れでわからないと言うことも防げます。
また、「安静時の高心拍・低心拍」を検知すると、ご家族に通知メールが届くので、対応が早くとれます。
今にでも見守りたい方がいる方は、このようなサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか?
Apple Watchの欠点
そんなApple Watchにも欠点はあります。
どんなものにも利点と欠点はあるので、利点を活かし欠点を補う使い方が必要です。
バッテリーの持ちが悪い
最大の欠点は、バッテリーの持ちが悪いという事です。
僕の場合も毎朝の充電は欠かせません。
バッテリー問題は、Apple Watchを着けているクックCEO もAppleの社員たちも認識しているでしょう。
しかも、今後、センサーの充実を図れば図るほどバッテリーを使う訳です。
なので、ソーラー充電ベルトとかあったら良いですね。
バッテリーの持ちが悪いのですが、充電ケーブルが特殊で持ち歩きにくいと言うのも課題です。
他のスマートウォッチと比較して高価
機能の充実はありますが、他のスマートウォッチと比較して価格は少し高いと言うところもあります。
ただ、これはあくまでもスマートウォッチとの比較です。
Apple Watchを着けていれば、ロレックスやオメガとは違いますが、それなりのステイタスはあります。
それらの価格と比較したら、安価と言うことになります。
Apple Watchも初代には100万円を超える高価なものがありました。どう考えても、OSはどこかでアップグレードできなくなるし(実際もう提供されてない)、陳腐になるのは目に見えています。
まぁ、買える方はそれで良いのでしょうけどね。
できなくなった言い訳
あと、これは意外な難題ですが、iPhoneだけだったらカバンに入れてたしLINEに気づかなかったと言えますが、「Apple Watchもバイブしたでしょ?」と通知に気づかないという言い訳がしにくくなると言うのもありますね。
どのように手に入れたらよいか?
Apple Watchの健康監視は良さそうだし、将来性も良さそう、欠点も理解したけど、どの様に手に入れたら良いのでしょう?
大きく分けて三つあります。
・ネットで注文する。
・家電量販店などで買う。
・携帯キャリアから買う。
一つ一つ説明しましょう。
ネットで注文する。
ネットでの注文先としてまずはAppleの公式サイトがあります。
公式なので、まず安心感があります。
選べるバンドとの組み合わせも豊富です。
2021年12月16日現在、金利なしの3回分割にも対応しています。
返品期間が14日間あります。(通常使用以外、受け付けられない場合もあります)
しかし、ポイントはありません。
旧モデルの販売もありません。
ただここは、せっかく買うのですから、最新モデルをお勧めします。
次にAppleと正式に販売契約をしているAmazonがあります。
正式販売契約と言うところとAmazon自身が販売しているところに安心感があります。
ポイントも貯まりますし、使えるのでお得です。
しかし、カラーバリエーションはありますが、バンドは一種類のようです。
旧機種も販売されていますし、販売者がAmazonではない場合もあります。
また、他のメーカーのスマートウォッチも販売されているので、しっかりと確認が必要です。
ヨドバシ・ドット・コムやビックカメラ.com・ヤマダウェブコムなどの家電量販店サイトも、Appleと店舗が正式販売契約されていますので、安心感があります。
ポイントも3%つきますし、持っているポイントも使えますので、家電を買ったポイントを使ってさらにお安く手に入れることができます。
以上以外のインターネットサイトは、あまりお勧めできません。
と言うのは、出展者がAppleと正式に販売契約されているかどうかが不明だからです。
家電量販店で買う
近くにヨドバシやビックカメラ・ヤマダデンキなどの店舗があれば、リアル店舗もお勧めです。
店舗数は少ないですが、Apple Storeに行くのも良いでしょう。
まれにAppleのリセーラーの店舗も存在します。
このような店舗では、実物を見ながら専門の知識を持った人に、相談しながら選ぶことができるので、デジタルに詳しくないシニアにはお勧めです。
しかも、家電量販店ならば、ポイントも付きます。
ただ、近くにないので家電量販店に行くのが面倒だと言う方には、向いてないですね。
携帯キャリアから買う。
Docomo・au・ソフトバンクの携帯キャリアからもApple watchを買うことができます。
Apple WatchはiPhoneと連携させますので、いづれかの携帯キャリアと契約されていると思います。その携帯キャリアから買うと言う手があります。
auは金利無しの24回分割で、ドコモはほぼ無金利な定価の36回分割でき、ソフトバンクもやや割り増しになりますが、48回分割があります。
各社金額に違いはありますが、サブスクリプション的にApple Watchを使えます。
ドコモのSeries7の45mmですと、月々1803円、auは24回ですので、月々は2699円となります。
ソフトバンクの月額は48回分割なので1480円になり、しかも24回支払い時に下取りを条件に機種変更が可能になり、実質半額で2年使えると言う設定もあります。
新機能はできるだけ使いたいですから、2〜3年おきに新機種に変更しやすい契約形態は電子機器には合っていますね。
店舗で説明も受けての購入も、オンラインで対面の煩わしさなく購入することもできます。
ただ、携帯キャリア からの購入はGPS + Cellularモデルに限られると言うポイントがあります。
docomo
au
Softbank
おすすめはGPS + Cellularモデル
Apple WatchにはGPS モデルとGPS + Cellularモデルがあります。
GPS モデルは、Apple Watch本体にある機能は位置情報のみで、通信はペアリングされたiPhoneが必要となります。
一方、GPS + Cellularモデルは通信機能もApple Watch本体にあり、iPhoneが近くになくとも電話ができますし、インターネットなどの情報も得られます。
転倒時の緊急発信も、GPS モデルは近くにiPhoneがなければ発信できないわけです。
GPS + Cellularモデルであれば、ウォーキングやランニングなどのトレーニングを、Apple Watchだけで行うことができます。
スイミングの時などiPhoneはロッカーの中に置いておけます。
アクティブシニアの中にはサーファーの方もいると思いますが、電波さえ届けば海上で電話を受けることができます。
どれも多々ある事ではないかもしれませんが、万が一のためを含めて、僕はGPS + Cellularモデルを使っていますし、お勧めします。
GPS + Cellularモデルのデメリットは、本体が1万2千円ほど高くなります。
また、基本料がドコモが月額550円、auとソフトバンクが月額385円かかります。
しかし、ソフトバンクでは現在4年間基本料0円のサービスが実施されています。
現時点での僕のお勧めするApple Watchの購入方法は、最新のSeries7のGPS + Cellularモデルを、携帯キャリアから分割で買うと言うのをお勧めします。
もしもあなたのキャリアが僕と同じソフトバンクならば、月々1480円でApple Watchが毎日健康を見守ってくれます。