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今週の行け麺! らーめん 満来(西新宿)

「人類ハ麺類」と言うCMを覚えていますか?

多分、1980年辺りだったと思いますが、中村敦夫さんが出演していた日清食品の「麺皇(メンファン)」のCMです。

 

「麺皇」の事は覚えていなくとも、「人類ハ麺類」と言うコピーは記憶に残っているのでは無いでしょうか?

 

それもそのはず。

この言葉、日清食品の創業者でチキンラーメンやカップヌードルの生みの親、安藤百福さんの言葉だそうです。

 

僕もラーメン・日本蕎麦・パスタ等々麺類は大好きです。

 

そんな僕のお気に入りの麺類のお店を、「今週の行け麺」と言うシリーズで紹介していきます。

 

その第一回は、ちょうど「麺皇」のCMが流れていた頃に出会った、西新宿の「満来」です。

 

場所は小田急百貨店、今はビックカメラの一本裏の道になります。

青梅街道までの三角形の中州のような一角には、飲み屋と企業が入り混じる雑居ビルが並び、安い映画館、よく言えば名画座、実態は営業マンの安息の場所もありました。

 

時は1980年、僕は新人営業マンで西新宿エリア担当でしたので、よくその当たりに出没していました。

 

そのような中に、お昼時はサラリーマンが並ぶラーメン店「満来」はありました。

 

豊満で豪快な感じのおかみさんが入り口で食券を裁く、それだけで元気をもらえるお店でした。

 

その後のラーメンブームの時、紹介本の表紙によく使われていたのは「満来」のステーキの様な大きさの焼豚が3枚乗ったチャーシューメンでした。

 

でも、僕が注文するのは、つけ麺の「ざるラーメン」。

給料日後に「チャーシューざるラーメン」を頼むのが、当時の小さな贅沢でした。

お金を払い青い札をもらうと、厨房に向かっておかみさんが大きな声で「チャーざぁる〜!」って注文入れてくれるのが嬉しかったですね。

 

 

自家打ちの平麺が輝いて、ざると言うだけに大き目刻んだ海苔がのっていて、その香りが食欲を誘います。

スープには大きめの拍子木切りのチャーシューがいっぱい入っています。

今ではビルも建て替えられ、後を継いだ娘さんらしき方も店にはいなくなり、チャーシューも拍子木より幅広いカットになりましたけど、たまに行って「チャーざる」を食べるのは、社会人になって営業回りをして心身ともに疲れた時に元気をくれたおかみさんを思い出したいからかもしれません。

 

満来のチャーシューざる、ぜひ一度お試しください。

らーめん 満来 (まんらい)

東京都新宿区西新宿1−4−10
11:00〜23:00 定休日なし

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