10月9日東急の日 池上線沿線の旅  歴史の会

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歴史の会
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僕の生まれた街は今を時めく代官山。
と言っても60年前は今の様なオシャレな街ではなく、駅前に代官山アパートと言う団地があり、その周辺にもアパートが多くあったと記憶しています。
そんなアパートの一室に4歳まで、藤沢の母方の実家に1年同居後、中目黒の社宅で小中高時代を、その後大田区の多摩川沿いで15年位を過ごしました。
子供が生まれて船橋に引っ越しましたが、東京在住期間の最寄駅は、代官山・中目黒・矢口渡と東急線沿線でした。
なので、東急沿線には郷愁があるのです。


体育の日だった10月9日は東急(109)の日でした。
その日に合わせて開業90周年を迎えた池上線が一日無料というイベントが開かれました。
そこで、歴史の会で行った一日池上線の旅をレポートします。


山手線の五反田駅から池上線に向かう階段の手前で、1日フリー乗車券を配布しています。


池上線の五反田駅のホームはこれまで見た事が無い様な混雑ぶりでした。
なんとか乗り込み、二つ目の駅、戸越銀座駅で下車します。
有名な戸越銀座商店街がある駅です。


Wikipediaによると、関東大震災時の被害の後、低地だったため冠水に悩まされてたところに、震災でアスファルト化する事になった銀座通りのレンガを譲り受け、排水溝や下水溝などを完備したそうです。
そんな縁もあって、商店街が出来る時に「戸越銀座商店街」と命名され、全国に300以上ある「○○銀座」の第一号なんだそうです。
商店街の奥にある「かたばみ精肉店」のコロッケが美味しいとの情報で、人波の中を進んでいきます。


ハロウィーンのかぼちゃを売る雑貨屋さん、中学校で使った様な机が3000円で売られていたり、ゆっくり来てみたいなと思いました。


コロッケ目的ですが、蒲鉾店のおでんも気になりますね。


多摩川在住時代は安い写真フィルムや現像焼き増しで利用していた「キシフォート」があったのは懐かしいですね。
でも、お店は食料品中心の様でした。


そして、目指す「かたばみ精肉店」に到着。
行列に並びます。

残念ながらコロッケは完売で、ハムカツとカレーコロッケを購入。


やはり、お肉屋さんの揚げたては美味しいですね。


ハムカツも、今風の厚切りでは無いところが嬉しいです。

戸越銀座を往復し、第二京浜まで戻ります。
次の目的地「多賀野」に向けて、一駅先の荏原中延まで歩きます。


「多賀野」は食べログのラーメン100名店2017に選ばれた、いわゆる支那そばの美味しい店との事で、行け麺取材も含めて期待していたのですが、なんとこんな看板が・・・・


失意の中、再び池上線に乗車しました。
荏原中延駅は地下になったんですね。
「古い電車のドアのそば 二人は黙って立っていた」と歌われましたが、電車はすっかり最新型です。
次の目的地は「洗足池」です。


洗足池は湧水池で用水路は呑川に流れ込んでいるそうです。
中目黒で育った僕には、碑文谷池・清水池・洗足池が自転車で行ける池でしたが、洗足池はとても遠く、一度の探検で行かなくなった池です。


その後、お世話になった方の家が洗足池の大岡山側にあり、お伺いした時に公園に行ったのが多分最後で、中原街道で横は通過したものの、洗足池そのものに行くのは45年ぶり位かなと思います。


下調べが悪かったので、ボートも無料開放されていて既に整理券はなし。
辺りを散策しました。


太鼓橋を渡るとそこには「千束八幡神社」がありました。


ちょっと並んでいたのですが、御朱印をいただいて来ました。
一人約5分掛かってましたので、今後いただく方は参考にしてください。

勝海舟のお墓もあったのですが、見落としてしまいました。
桜の頃にまた来てみたいですね。


洗足池駅で気づいたのが、この切符に乗車駅のスタンプが押されるている事です。
各駅でフリー乗車券を配っていたので、荏原中延でももらっておけば良かったです。
洗足池駅のスタンプがついた切符で、次は「池上駅」に向かいます。
目指すは「池上本門寺」。


僕の母は池上駅近くの病院でなくなったのですが、池上に来るのはその時以来だと思います。


そんな事を想いながら、五差路を渡り山道に入ります。

祭日の夕方、既に閉まってしまった店も多い中を歩き、本門寺の正面に出ました。


入口の鳥居から階段を登ります。
昔ながらの石段なので、不規則で登るのが結構辛いです。
池上本門寺は日蓮が亡くなった地に建てられたお寺ですが、400年前に建てられた五重塔や力道山のお墓がある事でも有名です。


本堂は相変わらず立派な佇まいを見せています。


五重塔は解体修理されたとは言え、歴史を携えたその姿は、素朴にて荘厳さを感じます。


そして、力道山のお墓。
僕たちの年代で知らぬ人はいないと思うプロレスのヒーロー。
大相撲からプロレスに転向した理由など、その人生が複雑だったことは後年に知りました。


そして、池上本門寺と言えば葛餅。
最後にお土産で買いました。

池上から、終着駅の「蒲田駅」へ向かいます。


結構長く京浜東北線と目蒲線の乗換で使った蒲田駅は、大きく変わってはいませんでした。
懐かしさの中、池上線の「ぶらり途中下車の旅」は終わりました。

調べてみると、盛り放題の切符は東京都内でもいろいろありますね。
東急ワンデーオープンチケットは660円で東急全線に乗り放題ですし、渋谷から自由が丘・二子玉川を経由して渋谷に戻るトライアングルチケットであれば400円です。
東京メトロ・都営の地下鉄乗り放題は900円、JR・都電・都バスも含むと1590円と言うパスもあります。
結構楽しめそうですね。

今回は「歴史の会」で行きましたが「途中下車の旅の会」に派生しそうな感じです。

 

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