2021年Jリーグは4試合を残し川崎フロンターレが優勝を決めました。
「平均勝ち点2で優勝・1で降格」と言うのがサッカーリーグのおおよその目安ですけど、川崎の34節終了時の平均2.5は圧倒的な強さです。
優勝は決まっての残り4試合、注目はACLへの出場権とJ2への降格の争いです。
現在の順位表と残りの対戦相手
残り4試合と言ってもリーグ戦ですので、対戦相手はそれぞれです。
上位が残っていたり下位との対戦が多かったりと、最大で12とは言え今後の勝点獲得に影響されてきます。それらも考慮して、考えてみましょう。
その前に、現在の順位と残りの対戦相手を表にまとめました。
順 | チーム | 勝点 | 得失点差 | 35節 | 36節 | 37節 | 38節 |
1 | 川崎 | 85 | 49 | 鳥栖 A | C大阪 A | G大阪 H | 横浜FM A |
2 | 横浜FM | 72 | 38 | 東京 H | 浦和 A | 神戸 A | 川崎 H |
3 | 神戸 | 64 | 23 | 徳島 H | 横浜FC A | 横浜FM H | 鳥栖 A |
4 | 名古屋 | 61 | 13 | 仙台 A | G大阪 A | C大阪 A | 浦和 H |
5 | 鹿島 | 59 | 23 | 浦和 H | 大分 H | 鳥栖 H | 仙台 A |
6 | 浦和 | 59 | 8 | 鹿島 A | 横浜FM H | 清水 H | 名古屋 A |
7 | 鳥栖 | 53 | 8 | 川崎 H | 札幌 H | 鹿島 A | 神戸 H |
8 | 福岡 | 50 | 5 | 横浜FC H | 柏 A | 仙台 H | 東京 A |
9 | 東京 | 49 | 5 | 横浜FM A | 徳島 H | 広島 A | 福岡 H |
10 | 広島 | 45 | 2 | 湘南 A | 清水 A | 東京 H | 徳島 A |
11 | C大阪 | 45 | 0 | 柏 A | 川崎 H | 名古屋 H | 清水 A |
12 | 札幌 | 44 | -4 | 清水 A | 鳥栖 A | 柏 H | 横浜FC A |
13 | G大阪 | 40 | -12 | 大分 A | 名古屋 H | 川崎 H | 湘南 H |
14 | 柏 | 37 | -17 | C大阪 H | 福岡 H | 札幌 A | 大分 H |
15 | 湘南 | 32 | -6 | 広島 H | 仙台 A | 徳島 H | G大阪 A |
16 | 清水 | 32 | -20 | 札幌 H | 広島 H | 浦和 A | C大阪 H |
17 | 徳島 | 30 | -21 | 神戸 A | 東京 A | 湘南 A | 広島 A |
18 | 大分 | 28 | -26 | G大阪 H | 鹿島 A | 横浜FC H | 柏 A |
19 | 仙台 | 26 | -28 | 名古屋 H | 湘南 H | 福岡 A | 鹿島 H |
20 | 横浜FC | 26 | -40 | 福岡 A | 神戸 H | 大分 A | 札幌 H |
上位3位までは決まった?
川崎の平均勝ち点は2.5ですが、2位横浜Fマリノスも2.1で優勝してもおかしくないペースで3位神戸に8ポイント差、4位名古屋に11ポイント差をつけています。
名古屋まで入れ替わる可能性はありますが、得失点差を考慮したら、今日の東京戦に引き分けでも3位以内が確定と言えるでしょう。
残るは切符はもう1枚。
可能性としては勝点11差の鳥栖にもチャンスはありますが、勝ち点5差の鹿島・浦和までがギリギリ3位圏内でしょうか?
しかし、名古屋を含めた3クラブには直接対決がなく、他力本願となります。
しかもその他力依存は、名古屋は神戸が1敗で勝点は追いつきますが得失点差が10有り実質は鹿島と同様に1敗1分が必要で、得失点差で15離されている浦和には2敗が必要です。
直近の試合で、川崎に次ぐ勢いで勝点を取っている神戸ですが、この先勝点を失う相手と予想されるのはマリノスと鳥栖でしょうか?
しかし、この2クラブは共に直近の成績が良くありません。
神戸の3位以内もかなり堅いと言えます。
ACLに向けた我が浦和のラストフォー
ではACLは川﨑・マリノス・神戸で決定かと言うと、もう一つ、天皇杯の優勝クラブの出場権があります。
天皇杯はベスト4が決まり、川崎と大分、浦和とC大阪が準決勝を闘います。
もちろん、我が浦和は天皇杯に優勝すれば、ストレートにACL出場権を得られますが、決勝は高い確率で川崎との対決になるでしょう。
ただ、川崎が優勝した場合は、Jリーグの4位にACLの出場権が与えられます。
もちろん確定ではありませんが、4位も出場できる可能性があり、勝点2差の名古屋・鹿島・浦和の4位争いが熱くなってきます。
しかも、我が浦和は上位の2クラブとの直接対決があり、4連勝すれば自力で4位になれます。
鹿島・マリノス・清水・名古屋と対戦相手は厳しいですが、ここを勝ち切っていければクラブとしても大きな財産になります。
さらに、最終戦翌週の天皇杯準決勝C大阪戦に勝ち、川崎が決勝に進んでくれれば、そこで3ヵ年計画2年目の目標は達せられます。
その為にも、明日のアウエー鹿島戦、しっかりと闘って勝利が必須です。
固まり始めた残留争い
残留争いは、15位湘南からの6クラブという所でしょう。
しかし、横浜FCと仙台は湘南・清水と勝点6差があり、得失点差も厳しく2敗1分してくれないと上に行けませんし、何より4連勝が必要です。
可能性はありますが、抜け出すのはかなり厳しい状況です。
入れ替わる可能性は、大分・徳島と湘南・清水のところでしょうか?
しかし、大分も4差なので、1節ではひっくり返せません。
抜け出せる可能性が大きいのはやはり徳島でしょうか。
37節の湘南との直接対決はあります。
しかし、湘南がそこまでに広島・仙台に対し徳島は神戸・東京と、対戦相手の順位的には湘南の方が勝点を重ねられそうです。
監督が変わった清水ですが、残りは中上位陣との対戦だけで、勝点の積み上げは厳しそうです。
徳島は残り1勝でもひっくり返せるかもしれません。
ただ、その時、大分が2勝したら抜かれてしまいますが、この後波乱があるとしたら、この辺りかなと思います。
よく残留争いクラブが底力で勝つと言う話がありますが、34試合も戦ってきた上での順位です。
そこを考慮すると、残り4試合の中に下位同士の対戦が少ないので、清水と徳島の入れ替えの可能性はありますが、そこ以外はこのままいくのではと思います。
残り4試合、今週末の試合でまた状況は大きく変わっていきますが、楽しんでいきましょう!
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