次への扉を開くか? 日本対ベルギー

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ワールドカップは決勝トーナメントに入りました。
いつも思うことは、予選リーグと決勝トーナメントは違うワールドカップだと言う事です。
負ければ終わりのトーナメント戦、日本では高校野球や高校サッカーで馴染みの競技形態ですが、この試合に掛けた戦いは心を打つものがあります。
そして、その試合に勝利することの重みを感じます。
決勝トーナメント、今日までの4試合に、同じ様に感じた方も多いのではないでしょうか?
一昨日はアルゼンチンとポルトガルが敗れメッシとC.ロナウドが姿を消しました。
そして、勝ち上がったフランスとウルグアイも次のラウンドでどちらかが姿を消します。
地元ロシアがスペインをPK戦で破る番狂わせ、そして20年ぶりのベスト16に入ったクロアチアもデンマークをPK戦で破りました。
どの試合も精一杯の戦いがみられました。
そして、この試合に臨む事がどれだけの経験を残すかが、わかると思います。


2050年ワールドカップ優勝への道

日本がワールドカップに初めて出場した1998年フランス大会から6回の大会に出場しています。アジアを勝ち抜く力は、この20年間維持しています。しかし、ワールドカップを勝ち抜くと言うことに関しては、一進一退でした。ロシア大会前まで、ベスト16への進出は、2002年、2010年の2回。2010年からザッケローニ監督の元、日本らしい戦い方を求めて臨んだ2014年のブラジル大会で惨敗しました。

その中で日本サッカー協会(JFA)が2015年に掲げた2022年までのプランによると、2018年はFIFAランキング20位以内、ワールドカップベスト16が掲げられています。この目標と2014年の反省を踏まえ、ワールドカップを経験した監督と言う方針でアギーレ監督を招聘、結果的には問題はなかったのですが八百長疑惑が持ち上がり、同じ方針でハリルホジッチ監督に引き継がれました。しかし、大会前にハリルホジッチ監督を解任、方針を覆して西野監督が就任しました。
僕自身は、ワールドカップ経験者、特に1次リーグを勝ち抜いた経験を持つ監督で臨むワールドカップに、ステップアップの期待を持っていましたので、解任劇は承服出来るものではありませんでした。

ハリルホジッチ前監督、さすがに日韓戦の大敗は許せるものではありませんが、テストマッチで結果が出ないことには、マスコミ報道のような不満感はありませんでした。
ワールドカップは、言ってみれば1ヶ月間だけ強いチームを作れれば優勝出来る大会です。いまの日本の立ち位置では、2週間強ければ決勝トーナメントに進出できる訳です。クラブチームで成功したザッケローニは、年間を戦うチーム強化は果たしたかもしれませんが、短期な大会時に強さを発揮できなかった。逆に、ハリルホジッチは大会で勝つために必要なものを準備していたのではと感じていました。その成果を見てみたかったと言う気持ちは今でもあります。

解任が報じられて落胆したのですが、西野さんが後任に決まり、僕には浦和出身の監督と言う違う興味が生まれた事は、前のブログに書いた通りです。
そして、西野監督は、見事に2週間半強くあることにチャレンジしてくれました。
これまでの日本ならば、ポーランド戦はベストメンバーで戦い選手は疲労し、もしかしたらイエローを1枚貰っていた長谷部は出場停止になっていたかもしれません。
それにより、今夜はベストメンバーで臨むことができます。

とは言っても、世界3位のベルギーと世界61位日本の対戦です。この差をいかに埋める戦いをするかが、これからの日本サッカーに大切な指針を残すと思います。
2022年の目標はワールドカップベスト8です。
いち早く目標を達成するか、例え敗戦になっても2022年に向けた布石になります。
そして、今回大幅未達だったFIFAランキング目標は10位です。ランキングをいかに上位にあげるかの課題にも解が得られるかもしれません。
そして、この目標は2050年までにワールドカップを自国開催し優勝すると言う大きな目標のマイルストンです。

ボールは丸い

今夜の試合、70位のロシアが10位のスペインを破ったのですから可能性はありますが、僕が普通に考えればベルギーの勝利です。
今後の日本サッカーの発展のためにも、期待は大きく持っています。
最後にサッカーでよく使われる言葉を紹介します。
「ボールは丸い」

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