カバンの中に図書館を持って歩く・・・・iPadistへの道

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iPhoneとiPadの一番大きな違いは、一目瞭然の大きさです。

それは、画面が大きいと言うメリットと、重いと言うデメリットをもたらします。
画面が大きく可搬性がある電子デバイスと言えば、ノートパソコンにもそのメリットはありますが、重いと言うデメリットはさらに大きくなります。
バッグから取り出し、すぐに起動し視覚性高く使えると言うところに、iPadの存在位置があると思います。

普段、バッグから取り出し視覚性高く使うと言う物の中には、本や雑誌があります。
もちろん、iPadは本の役割を果たす事も出来ます。
電子ブックですね。

「本はやっぱり紙が良い」「あのページをめくる感覚が良い」と言う事は、僕も重々わかります。

では、実際の読書事情を見てみましょう。
楽天リサーチの2016年の調査結果によると、1年前と比較した読書時間は、「減った(少し減った・かなり減った)」が32.1%で、「増えた(少し増えた・とても増えた)の21.1%を上回っています。
我が60代は、「減った(少し減った・かなり減った)」が33.3%、「増えた(少し増えた・とても増えた)の15.5%で、どちらも全体平均を上回っています。


2016年楽天リサーチ調査結果

本を読む時間が減った理由は、全体では「自由に使える時間が減ったから」が44.4%最も高く、「本以外の娯楽に 時間を使っているから」が22.6%でそれに次いでいます。
しかし、我が60代での1番の理由は「文字が見えにくくなったから」が44.6%。
50代も44.4%と高く、40代の7.6%と合わせて全体で21.4%になり3番目の理由になっています。


2016年楽天リサーチ調査結果

一方、増えた理由として は、「読みたいと思う本が増えたから」が45.5%でトップ、「自由に使える時間が増えたから」39.6%でそれに次いでいます。
我が60代はその二つとも年代別トップで、両方とも50%を超えています。
電子書籍の利用も全体平均の22.7%には達しませんが、60代も15.4%の方が増えた理由に挙げられています。
しかし、「定額制などのサービスができてコストの心配がなくなった」については、20代が17.8%であったのに対し60代は0%でした。


2016年楽天リサーチ調査結果

電子ブックの利用は、どのような形態で本を読むかの結果を見ると顕著です。
20代から60代に年代が上がるにつれて、紙の書籍率が上がります。
20代は54.5%と約半分になっていますが、我が60代は88.1%と9割弱が紙の書籍派です。


2016年楽天リサーチ調査結果

最後にどんな本を読んでいるかですが、60代は小説とその他の雑誌が全体平均を上回り、実用書・ビジネス書・ビジネス系雑誌が平均値に近い数値になっています。


2016年楽天リサーチ調査結果

我が60代の傾向をまとめてみると、時間の余裕もできて、新しい分野への興味も増えてきたが、残念ながら文字が見にくい状態にある。
そして、まだまだ電子ブックの利用はこれからの様です。

電子ブックの歴史は1990年の「ソニーのデータディスクマン」がデジタルブックプレーヤーとして世に出たのが始まりですが、一般的になったのは、2010年のアップル「iPad」の登場によってです。
「iPad」は電子ブックの特徴を生かすデバイスだったのですね。
そこに様々な電子コンテンツを、家電メーカー・書店・出版社などが参入しました。
この事により、いろいろな電子ブックのアプリが提供され、電子ブックの市場が構成されたわけです。
2010年は「電子書籍元年」と呼ばれています。
しかし、創世記のサービスの乱立は、「読みたいものがどこにあるのか?」「どのサービスを使ったらいいのか?」と言う選択の難しさを生んでしまっていたのではないでしょうか?
紙媒体がいいと言うことに合わせて、サービスの使い勝手も良く無かった訳です。

そこで、今、お勧めしたいのが、Amazonの電子ブック「kindle」です。
今ではなんでも買えるAmazonですが、元々はインターネット書籍販売で1995年にスタートし、2007年に電子ブック「Kindle」のサービスがスタートさせてています。
もう10年になるんですね。

僕が「Kindle」をお勧めする理由は、まずは蔵書数が多いことです。
2017年1月の調査では51.4万冊で、国内の主な出版会社は全てカバーされています。
hontoの66.2万冊、Book Live!の55.4万冊に次3位ですが、hontoには65円以下の本が28万冊、Book Live!には医学系専門誌が12万冊含まれており、実質の蔵書数はKindleが一番多くなります。

さらに定額サービスのKindle Unlimitedがあります。
定額サービスには和書が小説・実用書・漫画・雑誌・写真集まで約12万冊が用意されています。
興味のある方は、30日間の無料期間があるので、、Kindle Unlimitedに申し込んで試してみるのもいいでしょう。

月額は980円、僕は雑誌の「MacFan」840円(Kindle価格)、「Tarzan」460円×2(Kindle価格)を毎月読んでいますので、雑誌だけで元を取れてしまいます。

文庫本や実用書など読みたい本を検索した時、定額サービスに入っていると「Kindle Unlimitedで読む」と言うボタンが出てくるので、逃すこともありません。

ただ、Unlimitedなのですが、一人で登録できるのは10冊までと言う制限があります。
10冊を入れ替えていくと言う読み方になります。

同じマガジンハウスですが、TarzanはバックナンバーもUnlimitedになっていますが、Hanakoは最新刊だけがUnlimited扱いになっています。
また期間限定の本もあります。
気になる特集号や雑誌は買って蔵書にする必要があります。

iPadでkindleを使うには、まずアプリをインストールします。

 https://itunes.apple.com/jp/app/kindle/id302584613?mt=8

AmazonのWebサイトでkindleストアで電子ブックを購入すると、iPadの蔵書リストに追加されますので、そこでiPadにダウンロードします。
もちろん、iPhoneのKindleアプリもありますので、画面は小さくなりますが、iPhoneにも同じ本をダウンロードする事ができます。


Kindleで本を開き、上部のメニューバーにある「Aa」をタップすると、画面の明るさ・文字の大きさ・フォント・画面の色(紙色)・紙面サイズ・行間を設定できます。
読みやすい様に設定します。
文字の大きさは、普通の本であればiPadの10.5インチの画面になったことだけで、雑誌サイズの紙面になるので、文庫本でもかなり読みやすくなります。
逆に言えば、本には文庫本や新書・単行本と様々なサイズがありますが、電子ブックでは画面サイズの本になると言うことです。

僕は今、340冊の本がKindleで蔵書しています。
しかも、その向こうには51万冊があり、内12万冊は買っているのと同じなんです。
ちょっとした図書館を持ち歩いてる訳ですね。

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