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アクティブなシニアライフを一緒に楽しむ情報提供をしているタクです。
お正月ドラマ、楽しまれましたか?
このお正月、過去の作品の配信も含めて、僕が見た中でのおすすめベスト5を紹介します。
なんとなくインナーな感じが戻ってきた週末、おうち時間のエンタメの参考にしてください。
安定のスペシャルドラマ達
「孤独のグルメ2021大晦日スペシャル」「相棒元旦SP」「義母と娘のブルース2022謹賀新年スペシャル」「緊急取調室 新春スペシャル」の定番スペシャルも、安定の面白さでした。
沢村一樹さんの新キャラ「管理官キング」も良かったですが、レギュラー化はあるのでしょうか?
そして、同時期を過ごしてきた「志村けんとドリフの大爆笑物語」も面白い作品でした。
ただ、今回1位に上げた作品と比較すると、やはりテレビのドラマですから、話がきれいにできすぎてるなということで次点としました。
でも、あの懐かしいコントの再現や、苦情がたくさん来た時にいかりやさんが「視聴率はどれだけなんだ」と聞き返すシーンは良かったですね。
毎週、あれだけのネタを揃えて放送されていたことと比べると、今のバラエティは薄いのかもしれないですね。
それではベスト5の紹介です。
5位 「当確師」
2020年12月27日にテレビ朝日にて放送されたスペシャルドラマを、1年後にディレクターズカット版で見ました。
ハゲタカの原作者である真山仁さんの同名の小説のドラマ化です。
選挙コンサルタントとして、当選確率99%を誇り当確師の異名を持つ聖達磨(ひじりたつま)を、香川照之さんが演じます。
全てを見越して自信満々に対処する役柄は、香川さんにはお似合いですね。
そうした助演が多い香川さんですが、「当確師」では主演です。
舞台は静岡県の政令指定都市高天(たかあま)市長選です。
高橋克己さん演じる3期目当選を目指す現職の知事鏑木次郎に、檀れいさん演じる市内で保育園を経営する黒松幸子が対立候補となります。
黒松幸子のアドバイザーとして活躍する聖達磨の活躍を描いています。
昨年は気づかなかったドラマでしたが、配信のおすすめに出てきて、香川照之さんが出演されているので見てみたら、なかなか見応えのあるドラマでした。
真山仁さんの原作は、続編が刊行されています。
続編のドラマ化、期待したいですね。
テレビ朝日「当確師」の公式サイトはこちら
「当確師」の配信はTELASAから
4位 「優しい音楽」
脚本家の岡田惠和さんが惚れ込んだ瀬尾まい子さんの小説「優しい音楽」が、ついにテレビ東京にてドラマ化されました。
主演は土屋太鳳さん、共演は永山絢斗さんです。
土屋さんの家族に仲村トオルさんと安田成美さん、永山さんの会社の社長に佐藤浩一さんと、脇を固めるメンバーも強固です。
舞台は鎌倉、江ノ電の極楽寺駅で岡田惠和さんとなれば、「最後から二番目の恋」を思い出します。
このドラマでは「最後から」のようなテンポの会話ではなく、全体的にゆったりと落ち着いた感じで、ドローンで撮影したと思われる江ノ電と鎌倉の景色が雰囲気です。
鎌倉好きな僕には、それだけで4位です。
そんな見方をしても、裏切られないドラマだと思います。
テレビ東京「優しい音楽」の公式サイトはこちら
「優しい音楽」の配信はParaviから
3位 「7つの会議」
2019年2月に公開された映画です。
ご覧になった方も多いと思います。
池井戸潤さんの原作に福澤克雄監督と言う「半沢直樹」や「下町ロケット」などのゴールデンコンビの映画です。
主演は狂言師の野村萬斎さん。
野村萬斎さんと言えば「陰陽師」を思い出しますが、最近ではドクターXにも出演されていました。
それもあって、「7つの会議」が気になりました。
凛とした主人公が苦境に負けずに活躍する池井戸潤さんの作品にしては珍しく、グータラ万年係長が主役です。
野村萬斎さん、グータラぶりと鋭くなるところなどさすがにいい味を出していて、「美味しんぼ」の山岡士郎を実写版でやってくれないかなと思ってしまいました。
そして、池井戸&深澤組のレギュラー格香川照之さんが営業部長として共演します。
並んだ会議テーブルを叩きながら歩き「売って!売って!売りまくれ!」、実体験してきた昭和を思い出しました。
狂言師対歌舞伎役者、この異種格闘技戦、良かったです。
更に中間の課長役に片岡愛之助さんも登場して、異種格闘技に更に拍車がかかります。
及川光博さんや赤井英和さんなど、お馴染みのメンバーが登場する中、しっかりと真打北王子欣也さんも登場します。
社内のドーナツ無人販売が鍵となりながら、日曜劇場で見慣れた展開を含めて、最後まで引き込まれてしまいました。
「7つの会議」の映画情報は映画.comから
「7つの会議」の配信はAmazon Prime Videoから
2位 「99.9刑事専門弁護士-完全新作SP新たな出会い編」
現在公開されている松本潤さん主演の映画「99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE」の封切り前夜に放送された完全新作版です。
勝手な憶測で、映画を作っていたら尺が収まらなくなってドラマも作ったのではと思えるクオリティです。
榮倉奈々さん・木村文乃さんに続く新ヒロイン杉咲花さんとの出会いは接見現場でした。
接見後、杉咲さん演じる河野穂乃果に手持ちを確認して、いきなり気仙沼へ現場検証。
多くのダンプやら漁船も登場する壮大さは、映画レベルのスケールでした。
相棒の角田課長役の山西惇さんが「ヒマカ工業」の社長、「FLYING KIDS」の浜崎貴司さんが「戸部子(飛ぶ子)開発」の社長と、小ネタも全開です。
これまでの「倉本倉庫」のように、聞き流しそうな名前ではないので、変わった名前だなと思いながら、クスリとしながら気付いたことにスーツとしちゃいました。
榮倉さんの立花彩乃はプロレス、木村さんの尾崎舞子は腹話術とハマっているものがありましたが、河野穂乃果は漫画のロボット弁護士キャラにハマってます。
今回は、香川照之さん演じる佐田篤弘もダジャレに参戦してきて、深山に無視されるところも笑えます。
ムービーも見ましたが、甲乙つけ難いクオリティの傑作です。
「99.9刑事専門弁護士-完全新作SP新たな出会い編」の公式サイトはこちら
「99.9刑事専門弁護士-完全新作SP新たな出会い編」配信はParaviから
1位 「浅草キッド」
ビートたけしさんの自伝である「浅草キッド」を、劇団ひとりさんが脚本・監督を務め映画化しました。
昨年の12月9日からNetflixで独占配信されています。
劇団ひとりさんが10代の頃に読んだ「浅草キッド」は、ずっと彼の根底にあり、2014年自らの著書を映画化した「青天の霹靂」でも、現在と過去の浅草をテーマに作られていました。
その後から、「浅草キッド」の映画化に使命感を感じて苦悪本を書いたりされていたそうで、7年かけて実現された作品になります。
若き日のタケシさんを柳楽優弥さんが、タケシさんの師匠の深見千三郎さんを大泉洋さんが演じます。
若き日を演じたといいましたが、現在のタケシさんのことも、特殊メークで演じられています。
これが声もそっくりで、タケシさんご本人が出られていると思い込んでいました。
でも、声はタケシさんの演技を柳楽さんに指導した村松邦彦さんの吹き替えなんだそうです。
タケシさんは今も昔もご本人をテレビで見ているわけですが、柳楽優弥さんは見事に演じきってくれています。
柳楽さんとしても、演じるのは大変だったとは思いますが、作品として残せたことを誇りを感じられているのではと思います。
そして、大泉さん演じる深見千三郎さん、登場からいきなりある人が思い浮かびます。
車寅次郎です。
調べてみたら、渥美清さんも深見千三郎さんのお弟子さんだったのですね。
あの粋な振る舞いや「バカヤロー」も、深見さんの振る舞いから学んだようですね。
深見千三郎さんがテレビに出たのは、自らのタバコの不始末で出火し焼死してしまったことが、タケシさんなどの師匠の死として報じられた時だそうです。
それだけに大泉さんも演じるのが大変だったとは思いますが、僕としてはとても共感して入り込めました。
そして、どこか寅さんの生き方に憧れるように、深見さんにも憧れを持ってしまいます。
タケシさんが時折見せるタップダンスが、芸の原点だったことも知りました。
タケシさんは、「自分も泣いたけど、きれいになっているなって。映画らしくなっているなって。実際は語れないほどのひどい目にもあっているし。映画っていいなって思うよ。きれいに上がってるから。」(スポーツ報知より部分引用)と感想を述べられたそうです。
実際のひどい目は想像できませんが、そういうことがたくさんあったんだろうなという事はわかります。
そうした裏側もしっかり伝わってくる作品です。
冒頭、若い頃にこうやるんだと言われた師匠の教えを、ツービートで成功したタケシさんが浅草の飲み屋で仕掛けます。
その時の師匠と弟子だからこそ通じ合える一瞬に、そしてその後の師匠の元を離れたタケシさんへのさりげない許し方に、劇団ひとり監督がこの映画を撮りたかった使命感を感じたように思いました。
原作読みたいけど、Amazonでは古書で11800円、再販か電子出版して欲しいなぁ。
映画.comの「浅草キッド」紹介サイトはこちら
「浅草キッド」の配信はNETFLIXから
どうですか?参考になりましたか?
結局、香川照之さんが3本も入ってます。
99.9の影響を受けてますね。
皆さんのおすすめがありましたら、ぜひ教えてください。
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