Jリーグを楽しもう!ばらつきのある試合数の中で、順位を考えてみる

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Jリーグディビジョン1は5月4日に第12節を終了、1位2位対決2連戦は川崎の2連勝で名古屋との勝ち点差は9となり、早くも独走体制が強固になりました。
とは言え、12節で12試合したクラブは7。
最多試合数は川﨑・名古屋の14、最小はG大阪の8とバラバラです。
もちろん重ねた勝ち点で順位が決まるリーグ戦ですが、これだけ試合数にばらつきがあると、何か統一した視点による現時点での立ち位置が知りたくなります。

そこで、常に違う消化試合数で順位を付けているプロ野球的に勝率で見てみる事を考えました。
獲得勝ち点÷(試合数×3)、正確に言えば勝ち点率です。
ただ、5割5分3厘とかって、サッカー的には馴染みが薄いですね。
そんな時に、サッカーデータで参考にさせて頂いているYouTube番組MILKサッカーアカデミーさんが、獲得勝ち点÷試合数の1試合当たりの勝ち点数を使われていました。
結果は同じなんですが、勝ち点3に対してどれくらい取ってるかがわかるので、サッカー的にはこちらの方が親しみやすいですね。
と言うわけで、1試合当たりの勝ち点で順位を出してみた順位表がこれです。

先ずは、川崎の勝ち点が2.71と九割を超えています。
このまま行くと年間勝ち点は103と100を超える勢いです。
その川崎に2連敗したけれど、2位をキープしている名古屋ですが、平均勝ち点では3位にランクダウン。
そして2位に浮上するのは、開幕戦で川崎に敗れた以降負けなしの4位横浜FM。
川崎より消化が少ない3試合を全勝すれば、14ある勝ち点差は5まで縮みます。
しかも、ホーム横浜での川崎戦も残しています。川崎を追う1番手は名古屋から横浜FMに変わってきているのかもしれません。
昨年の川崎の最終の1試合当たり勝ち点は2.44でした。
横浜FMもその辺りまでは上げるつもりで戦わないと、川崎に届かないのかもしれませんね。

そして名古屋は3位、鳥栖は4位でここまでが平均勝ち点2点台です。
当然、終盤に向けて平均勝ち点は下がって行くと思いますが、平均勝ち点2はACL出場権獲得ラインの目安になりそうです。
ここで、注目しておきたいのが5位の神戸です。
まだ1敗しかしていません。
引き分けが5と多いのですが、イニエスタ選手も復帰してきましたし獲得した外国人選手も馴染んくれば、勝ち切る試合も増えてACL出場権争いに入ってくるのではと思います。

そして気になる降格ですが、現在では勝ち点通りに仙台・大分・横浜FCが厳しい状況です。
また、試合数の少ないG大阪も、降格圏を抜け出せない状況です。
例年、平均勝ち点1が残留の目安でもありますが、今年は4クラブが降格です。
札幌・柏・徳島・湘南・清水辺りも警戒圏にいると思います。

我が浦和は1.5の中位ゾーンにいます。
ここからACLゾーンと想定した平均2点に持って行くには、残り26試合を2.27で行かなくてはならず、これには20勝6敗が必要です。
勝率7割7分、現在の横浜FMを凌ぐ勝率です。
もちろん、川崎が独走を続け他が食い合えばラインは下がるかもしれませんが、本当に目標がACL出場権ならば、そんな領域にいると言う自覚は必要ですね。
それを戦い切れるチーム力が無ければ厳しいと思って見なければいけません。
いつまでも戦術の浸透と言っていられない状況です。

さて、J1リーグは、今日・明日で第13節が行われます。
注目は一敗同士の対戦となる横浜FMと神戸の一戦でしょうか?
川崎の背中が見える位置にいる為には、引き分けで勝ち点を失う事も避けたいところでしょう。
どちらも、交代選手の起用による変化の付け方がうまいチーム。
監督の采配も見ものです。
そして、名古屋×C大阪も、生き残りを賭けた一線になりますね。
また、湘南×大分、徳島×札幌、清水×横浜FCの下位グループの対戦も気になるところです。
浦和は仙台とのホームゲーム。今の順位通りの結果、できれば得失点差を埋められるような試合にしたいところです。

この週末のJリーグ、楽しみましょう。

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