コロナ渦により様々な生活様式が変化していきました。
我々シニア世代のオンラインの利用は、大きく増えました。
脱コロナの中、身に着けたオンライン利用を、更に身近なものにして活用するために「タブレット端末」、特に「iPad mini 6」をお勧めします。
いつでもインターネット
どうやら、僕たちシニア世代はコロナ渦の中、オンライン活用を進化させて不安な日々を乗り切ろうとしていたそうです。
株式会社オースタンス様の「趣味や交流を楽しんでいる活動的な60歳以上のアクティブシニア」を対象とした調査報告の主な結果は下記のとおりです。
ネットニュースを読む」は減ったが、「動画投稿サイト」「ネットショッピング 」「WEB会議ツール」など、1年前と比べ10pt以上増加し、オンライン行動の多様化が見られた。
株式会社オースタンス様の「趣味や交流を楽しんでいる活動的な60歳以上のアクティブシニア」より
「コロナ前と比べネットショッピングの利用が増えた(20年:9.6%⇒21年:30.5%)」と答えた人は約3倍に。
コロナに関する情報収集は去年と変わらず「テレビ(9割)」と「ネット(8割)」が二強**。女性と後期高齢者は「家族」からの情報収集が上昇。
孤独を感じている人は昨年より増加(20年:39%→21年:44.8%)。「女性」及び「後期高齢者」で上昇。女性の2人に1人はコロナ前と比べ孤独に。「エンタメコンテンツ」と「メッセンジャーアプリ」で孤独を癒す。
シニア層がネットを使わないと言われたのは、もはや過去です。
また、コロナに関する情報と絞られてはいますが、テレビ9割はわかるにしても、次いでネットが8割となり、我々の象徴でもある新聞の7割を上回っています。
ネットニュースが減って動画投稿サイトが上がったのは、ニュースもYoutubeなどで見るようになったからかもしれません。
ネットショッピングが増え、WEB会議アプリやメッセンジャーアプリが増えているのも、コミュニケーションの取り方にも変化があると言うことでしょう。
このような動向に対し、どんな機器でインターネットと接続しているかは、60代はスマートフォンが8割弱、パソコンが6割、タブレットが2割強となっています。(総務省令和2年通信利用動向調査報告書より)
巣ごもりの中、スマホとパソコンを上手く使い分けていたのではないでしょうか?
緊急事態宣言も解除され、様々な規制も正常に戻りつつあります。
我々の行動も徐々にコロナ前に戻ると思います。
しかし、せっかく身に着けたオンラインのスキルも、家に帰りパソコンの前に座らないと使えないのはもったいないですね。
だからと言って、全てをスマートフォンでこなすのも、小さすぎます。(元々、目は弱わってますし)
そこでお勧めするのは、タブレット端末です。
アフターコロナは新たな情報端末を手にいれて、アクティブなオンライン活用で楽しんでいきましょう。
タブレットでできること
タブレットの使用者は60代が2割ですが、全体でもまだ約3割とスマホ8割の半分にも足りません。
しかし、6~12歳の小学生を見ると、なんと5割となります。
教育用ということもありますが、お孫さんはすでにタブレットです。
そのタブレット、まずはいったいどんなことができるのかをまとめてみましょう。
調べ事にショッピング
やはり一番の使い道は調べ事などのブラウジングです。
スマホより画面が広いので検索しやすくなります。
特にショッピングの時は、一画面で対象商品を多く比較できるのはありがたいです。
コミュニケーション
近況報告を発信するFacebook・TwitterのSNS系、友人やグループとチャットメインのコミュニケーションをとるLINEやskypeなどのメッセンジャー系、お孫さんやお子様たちとフェイス トウ ファイスの会話を楽しむzoomやTeamsなどのネットミーティング系は専用アプリがあるので、タブレット上でも簡単に使えます。
もちろん、メールソフトもあります。
これらも画面が広いと、作業が楽になります。
お絵描きスケッチ
旅先の簡単なスケッチからお孫さんとのお絵描き遊びまで、紙も絵具が減る事や、お孫さんが書き損じてはみ出すことも心配いりません。
お絵描きは、画面の広さとタッチペンというタブレットの特徴を生かしたアプリケーションです。
タブレットで写真を撮って、それをトレースしながら水彩画のようなものを描くなんて事もできます。
僕も最近始めましたが、絵心が無くてもすぐこれくらいは描けるようになります。
手帳の代わりに
スケジュールからメモ・タスク管理・日記など、手帳代わりに使えます。
スプレッドシートやワープロ系ソフトも使えますので、旅行の工程などパソコンで作った書類も読み込めます。
隙間時間を利用する
ちょっとした隙間時間にSNSのチェックも良いですが、読書や見逃しドラマの鑑賞に充てるのもいいと思います。
Kindleなどの電子書籍を使えば、書棚ごと持ち運んでいる事になります。
電子書籍はスマホでも読めますが、やはりタブレットで読む方が、長く本に親しんできた我々には、読書している感があります。
長時間の移動の際は、契約している配信サイトから動画を見るのもいいですね。
もちろん、音楽も聴けます。
どれも、スマートフォンでもできますが、画面が広いことでやってみる気になれる事もあります。
タブレットの選びのチェックポイント
画面が広いタブレットがあることが良いのは少し感じてきたけれど、どれを選んだらいいの?と言うチェックポイントは以下の4つです。
- OS(オペレーティングシステム)
- 大きさ(重さ)
- 接続方法
- カメラ
それぞれについて、見てみましょう。
OS(オペレーティングシステム)
タブレット用のOSは3つあります。
まずは、Apple社のiPadOS。
2018年まで、iPadとiPhoneは同じiOSをオペレーティングシステムとして使ってきました。2019年にiPad用をiPadOSとして独立させて、それぞれの優位性を高めてきました。唯一のタブレット専用OSと言っても過言ではありません。
iPadOSは、直感的な操作が可能なため、タブレットに慣れていない初心者の方にも使いやすいOSと言われています。
次に、Googleが開発した携帯端末用OSがAndroidOS。
iPadOSがAppleのiPad専用OSである一方、AndroidOSはライセンスされ多くの電子機器メーカーからAndroidOSを搭載したタブレット端末が販売されています。
ここでは総称としてタブレットを使っていますが、AndroidOSが搭載されたものをタブレットと呼び、iPadと区別されているようです。
この辺りは、パソコンをMacとPCに区分するのと似ていますね。
Android OSの特徴としては「カスタイマイズ性の高さ」があります。
「ランチャーアプリ」と呼ばれるカスタマイズ用のアプリをインストールすれば、操作設定やホーム画面を自分好みに変更可能です。
もう一つがWINDOWSです。
実は歴史が長いのがWINDOWSです。
2002年にWINDOWS XPのタブレットPCが世に出ました。
ただ当時は、ノートパソコンのモニタをひっくり返してタブレット状にすると言う形が多く、今のような板としてのタブレットになるには2012年のMicrosoft Surfaceの登場を待たなくてはなりませんでした。
ついにMicrosoftもAppleの様にOSと機器を提供する企業になりましたが、SurfaceはiPad・Androidと比較するとビジネス寄りのタブレットと言えます。
大きさと重さ
タブレットの大きさと重さは、当たり前ですが画面サイズに比例します。
その画面サイズは、大きく分けて12インチ・10インチ ・8インチが目安になります。
わかりやすくiPadシリーズで比較しますと、12.9インチのiPad Proは280.6mm×214.9mm×6.4mmで684g、10.2インチのiPadは250.6mm×174.1mm×7.5mmで498g、8.3インチのiPad minは195.4mm×134.8mm×6.3mmで297gです。(重さはWi-Fi + セルラーモデルです。)
タブレットで何をするかで画面サイズは決まってきます。
細かいデザインや写真の加工などをするのであれば、画面は大きい方が良いでしょう。
しかし、iPadで比較しても12.9インチは8.3インチの倍の大きさと重さがあります。
可搬性に差があるのは明らかです。
インターネット接続方法
インターネットへの接続方法は、無線LANのポイントから接続するWi-Fiモデルと、スマートフォンと同様にSIMカードを入れて無線LANが無いところでも電話回線を利用してインターネットに接続するセルラーモデルがあります。
セルラーモデルはSIMカード経由で課金がかかりますから、無線LANの環境では無線LANを利用するWi-Fiもできる様になっています。
あまり外出時は使わないと言うのであればWi-Fiモデルで、出かける時も持ち歩きたい場合はWi-Fi + セルラーモデルとなります。
Wi-Fiモデルも外出時はスマートフォンのテザリング機能を使ったり、モバイルルーターを持っていれば、インターネットに接続することができます。
カメラ
カメラを撮るならスマートフォンの方が使い回しは良いでしょう。
しかし、大きな画面で見ながらの方が取りやすい場合もあります。
書類をスキャンの目的で取る場合など、タブレットの方がわかりやすかったりします。
動画も大きな画面で確認しながらの方が、取りやすかったりします。
それほどカメラ機能はと言う方でも、一応、画素数やビデオの4K対応当たりのチェックは必要だと思います。
リモートミーティングの為にインナーカメラも気にしておきましょう。
一覧で顔が並んだ時、自分だけ写りが悪いと言うのも残念すぎます。
おすすめタブレットはiPad mini 6
タブレットで出来ることと、選ぶ時のチェックポイントを紹介しましたが、実際、僕は256GBのWi-Fi + セルラーモデルを選択しました。
記憶容量は64GBと256GBの二択なので、大きい方を選びました。
また、契約キャリアにiPhoneとiPadの合わせ契約サービスがあるので、今回はiPad proからの機種変更を利用しました。
では、僕のおすすめタブレットとして、iPad mini 6を紹介します。
老舗の信頼、iPadOS
iOSからiPadOSに分かれて3年、この秋に3代目のiPadOSがリリースされました。
AppleはOSとハードを一緒に作っているので、OSがアップデートされても旧機種が対応できる期間が長いです。
最新OSのiPadOS15は2014年10月発売のiPad Air2に対応しています。
もちろん、機種に依存する機能は使えませんが、最新のセキュリティに対応できるだけでも安心が高まります。
Androidの端末は多くのメーカーが製造していて選択肢が多いのは良い点ですが、メーカー独自に機能などからOSのアップデートに対応できない場合があります。
また、Web上からアプリをダウンロードできるのもAndroidの特徴のひとつですが、その分、セキュリティに注意しなくてはいけません。
iPadのアプリは、Appleの審査を通過したソフトウェアしか使用できないようになっているので、アプリの汎用性は少し狭くなりますが、セキュリティが高いOSであると言えます。
OSとハードが一緒と言うところでは、スマートフォンのiPhone、パソコンのMacとの連携がしっかり取れているところも強みです。iPhoneを使っている人は、iPadの選択に間違いはありません。
片手サイズでどこでも使える
先ほども書きましたがiPad minのサイズは、195.4mm×134.8mm×6.3mmで297gです。
A5サイズが210mm×148mmですから、A4版半分より少し小さいくらいです。
家の中での持ち運びはもちろん、ほとんどのバックにスッと入りますし、重さも苦になりません。
使う時も片手で持てますし、電子ブックで本やマンガを寝ながら読めます。
寝落ちしたら、さすがに本が落ちてくる程度の痛みではすみませんけどね。
タブレットと言えばソフトウエアキーボードですけど、画面が小さいので半分キーボードは厳しい面があります。
フローティングキーボードを使うと、スマートフォン(僕の場合はiPhone)と同じ様に入力できます。
この入力であれば、電車の中でもタブレットに入力が可能です。
きれいな1200万画素
カメラは1200万画素で5倍のデジタルズーム・パノラマやスマートHDR 3など、一般的なカメラ機能は揃っています。
ビデオは4K対応で、映画レベルのビデオ手ぶれ補正もあります。
またインナーカメラも1200万画素で、1080p HDビデオ撮影ですから、リモートミーティングの映像も綺麗ですね。
その他の機能
お絵描き系として第2世代Applepencilに対応しています。
本体の上にマグネットでくっ付けて収納しながら充電もできます。
スイッチは指紋認証のタッチIDがついています。
iPhoneの顔認証がマスクで上手く行かない中、この方法はiPhoneにも取り入れて欲しい認証方式です。
またスピーカーが両サイドに付いたので、本体の音も良くなった様に思います。
様々な周辺機器も使えますが、その辺りは改めてレポートしたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今回はこれまで自宅で培ったオンライン活用を更に活かすために、タブレットを使ってみましょうと言う提案でした。
皆さんのデジタルライフのお役に立てたら嬉しいです☺️
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